＃２９　東北大学国際まつりレポート　その１

2014.11.04 遊 - Amusement and Recreation

東北最大の国際交流イベント“Tohoku University international Festival”が開催されると聞き、最近鈍っている英語力を呼び覚ますべく参加してきた。

２５年以上も続き、毎年約３０００人が来場しているこのイベントは、東北大学留学生協会(TUFSA)を中心に、@homeサークルのメンバーと国際交流に関する地域団体で運営されている。

会場となる三条中学校に到着すると、そこはまさに外国であった。見た目が異なる人々が大勢集まり楽しそうにしている。

今回は外国人にアンケート取材するという任務もあったため、多くの外国人と言葉を交わすことができた。

中国、イラン、ベラルーシ、チェコスロバキア、アフリカ、タイ、アメリカ、フィリピン、カメルーンなど、普段の生活ではなかなかお目にかかれない国の面々だ。皆興味があって来日しているだけあって、日本語もとても堪能だ。会場には世界各国の屋台が並び、前売り１０００円のチケットで３種類の食べ物と交換できるシステムだ。同じスープひとつにしても、見た目も味付けも国ごとに異なっておもしろい。会場の一角にはモンゴルのゲルが設置され、衣装を着て記念撮影できるとあってこちらも賑わっていた。

中学校の校庭に遊牧民の住居が存在しているのは何とも珍しい光景だ。ステージ上では歌や踊りが披露され、終始盛り上がりを見せていた。

今回のイベントに参加して、日本人としてのidentityを強く実感することができた。そして、国籍や言葉、肌の色、髪の色など、表面上の違いを取り払ったコミュニケーションを楽しむことができた。仙台にいながらにして世界中を旅した気分になれる東北大学国際まつり。またひとつ、魅力的なイベントを見つけることができた。
記事　佐藤しづ香さん

東北大学国際まつりレポート

東北最大の国際交流イベント“Tohoku University international Festival”
２５年以上も続き、毎年約３０００人が来場しているこのイベントは、東北大学留学生協会(TUFSA)を中心に、@homeサークルのメンバーと国際交流に関する地域団体で運営されている。