#49 『マッサンの集大成・ニッカ宮城峡蒸留所』
2014.12.08 遊 - Amusement and Recreation
#49 『マッサンの集大成・ニッカ宮城峡蒸留所』
山形県との県境、広瀬川と新川の清流に囲まれた自然豊かな地に宮城峡蒸留所はある。ここはマッサン(竹鶴政孝氏)の「自然を大切にしなければおいしいウィスキーは作れない」という自然への敬意を形にした、云わば、マッサンのウィスキーの集大成の場所である。
設計は近代的で自然の地形、景観に細かな配慮がされている。煉瓦造りの建物はまるで日本に居ながら異国の地を思わせる。
景観だけでなく、自然豊かな仙台の峡谷で育まれる宮城峡モルトは、穏やかでバランスの取れた東北の自然を味わえる風味である。
ここ仙台工場では、スコットランドからわざわざ取り寄せた旧式蒸留機が使用され、本格的なグレーンウィスキーが作られている。
この上質なグレーンと個性豊かなモルトとの幸福な出会い、ブレンデットウィスキーが生まれたのが聖地“宮城峡”である。
また、製造工程を間近で見学でき、試飲できるのも宮城峡蒸留所の魅力でもある。
記事 下新井田 佳奈さん