第10回 市民がつくったガイドブック片手にまち歩きツアー
2015.03.26
5月からスタートしたプロジェクトの集大成。
はじめて仙台を訪れる人に向けて、
日本人も外国人市民も一緒になってセンダイ市民がつくりあげた、
センダイガイドブック「Speak out about Sendai」が完成。
そのガイド片手に、まち歩きを3月7日(土)にWESTコース、EASTコースの2コースにて開催しました。
WESTコースは主に日本人が中心に考えたコース、
EASTコースは主に外国人市民が中心に考えたコース。
それぞれ同じ仙台をみていても気になるところは人それぞれ。
さらに日本人と外国人市民でも違う。
その互いの違いを知ることもこのプロジェクトの目的の一つ。
同じ地域に住む地域構成員として、お互いの違いを知る、受け入れるその体験プログラムでもあるのです。
今回は日本語と英語のバイリンガルシステムでご案内。
まずは仙台城址を目指すWESTコースから出発。
WESTコース(定禅寺から青葉城址)
メディアテーク→定禅寺通→売茶翁(外観)→西公園→広瀬川:大橋→国際センター(外→日本のフィギュアスケート発祥地五色沼→長沼→博物館裏手より魯迅の像・伊達政宗像→酒蔵跡→青葉城址(政宗像で解散)
ちょっと距離があるかなと思いながらも、いろいろな説明を聞きながら歩くと気にならないようです。
「知っているようで知らない仙台がたくさんあった。」とずっと仙台に暮らしていた人も発見が多かったようです。
留学生も参加していたので英語の説明にも耳を傾けていました。
日本語と英語両方あるとバランスがいいですね。
続いてEASTコースも次にスタート。
EASTコース(定禅寺から一番町街中)
メディアテーク→定禅寺通→三越脇金蛇水神社→国分町(仙台発祥牛タンの太助、日本で最初にハンバーガーを販売したほそやを通ります)→菅原酒店→恵比寿神社→いろは横丁→野中神社→しまぬき(外観)→三瀧山不動院(ここで解散)
こちらは市内中心部をめぐるコース。
いつもみたり、通ったりしているところにもいろいろ発見がありました。
町を知ると、自分たちの生活が豊かになります。
そして自分たちがよかったと感じる仙台のあれこれを、他の誰かに伝えてみる。
そしてまた次の人がそれをまた別の人へ。
日本人も外国人も一緒になって、そんな連鎖がおきたら、仙台がもっと素敵な街になる。
そう同行していてスタッフも感じたツアーでした。
参加者からも、ガイドブックが市民視点で、それでいてバイリンガルになっているといい。
これをあの人に渡したいという声も。
誰かの手から誰かの手にわたっていく。
はじめて訪れた人に、伝える仙台がこの一冊から伝わるとうれしいです。
多くの方にご参加いただき誠にありがとうございました。
これにてプロジェクトが終了となりますが、これがスタートとも言えます。
今後も事務局センダイ自由大学では、
市民視点のまちガイドやまち歩きをチャレンジしていきたいと考えております。
このプロジェクトに参加いただいた多くの皆様に感謝いたします。
そして、この出会いをさらに広げていきます。
追伸
3月14日から18日まで仙台にて開催された国連防災世界会議において。
Speak out about Sendaiのメンバーも参加いただき、
はじめて仙台を訪れた外国人の方へ、市民が仙台について案内をする市民ガイドブースを
多目的交流テントピープルズ・パビリオンにて展開しました。
道案内や仙台の飲食案内、観光案内など地元人だからこそできる案内があるのだと感じました。
今後も、地元を英語でガイドする仕組みを発展させていきたいと考えております。
冊子については、まもなく電子書籍化もいたします。
WEBサイトからも楽しめますのでもう少々おまちください。