#37 “おかえり”が似合う場所〜欅 KEYAKIゲストハウス〜
2014.11.20 旅 - Traveling
旅先で出会った人との思い出が、写真やお土産以上に心の中に
残り続けることがある。
名前も知らない旅人と交わした互いの故郷の話や、地元の人から勧められて飲んだ酒。その土地を思い出すたび、鮮やかに蘇る。
そんな旅の醍醐味を大切にしているのが、「欅ゲストハウス」だ。
築40年の料亭を改装して作られたこのゲスト
ハウスは、
お洒落な和カフェのような印象でありながら、
祖父母の家を訪ねたときのような、どこか懐かしく温かい雰囲気に
包まれている。
和ダンスにちゃぶ台。木のぬくもりと畳。
共同スペースにあるバーカウンターでは、手料理や地酒が楽しめる。
見知らぬ土地の緊張感から解放された旅人たちが、誰からともなく
話し始め、いつの間にか不思議と盛り上がってしまう。
ゲストハウスとしては珍しいこのバーカウンターには、地元の人も訪れる。ここでは、仙台人もよそ者も、日本人も外国人も関係ない。
この居心地の良さはどこからくるのだろう。女将の中津さんはこう話す。
「居心地の良さの感じ方は、人それぞれ違って当たり前。
でも、一人一人がゲストハウスに求めているものをくみ取って、
程良い距離感で接することが大事だなって思うんです。
『ここに帰ってきたい』って思ってもらえたら一番嬉しいですね。」
こんな女将の細やかな気遣いがあるからこそ、“おかえり”が似合う場所なのかもしれない。
(記事 Y.Yoshimura)
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欅(けやき)ゲストハウスは築40年の割烹料理屋の雰囲気をそのままに残しながら改装し、
2014年3月にオープンしたゲストハウスです。
欅ゲストハウスのある立町は、以前は高級料亭が立ち並び芸者さんが辺りを闊歩するような華やかな街でした。
その面影を現代に残しつつも、今では仙台の街中にあり観光にお食事にと非常に便利な立地です。
仙台の中心部にありながらもどこか懐かしい、心のどこかにある故郷に帰ってきたようなほっこりできる場所、それが欅ゲストハウスです。
欅(けやき)ゲストハウス女将 中津さんインタビュー
欅(けやき)ゲストハウスは築40年の割烹料理屋の雰囲気をそのままに残しながら改装し、
2014年3月にオープンしたゲストハウスです。