インタビュー

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#75 文学の世界を味覚で味わってみませんか?

2015.01.08

#75文学の世界を味覚で味わってみませんか?

仙台市文学館の中のレストラン「杜の小径」は、文学館の企画展の際に提供する作家や作品にゆかりのある定食メニューが人気です。

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店長の三山タエ子さんが作家の故郷や作品の舞台となった土地の特産品などを使って創作料理を考案てしています。

実際にその土地を訪れインスピレーションをもらうこともあるそう。

これまで宮沢賢治や夏目漱石など40品以上が登場し、歌人石川啄木と劇作家寺山修司展で提供した啄木の好物のはっと汁や、藤沢周平展の海坂藩の食卓など好評を博しました。

現在(1月25日まで)は東北初の直木賞作家大池唯雄、「鞍馬天狗」シリーズで人気だった大佛次郎の「こころの往復書簡」に合わせ、2人の縁の地に関連した特別メニューが出ています。 どんな内容かは行ってみてのお楽しみ。

また年始のこの時期限定の「焼きハゼの仙台雑煮」(1100円)もおすすめ。石巻・長面の焼きハゼを使い、昆布、カツオで出汁をとった汁に、餅、大根、ニンジンのひき菜、ごぼう、凍み豆腐、ずいき、かまぼこ、せり、いくらが入っています。店長の三山さんが仙台に嫁ぎ、お義母さまに習った三山家の味だそう。

 

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同店では10年ほど前から提供していますが、震災後は特に古くからの故郷の料理に注目が集まったせいか、休日の開店前などは行列ができるほど。

焼きハゼがなくなり次第終了。(今週末の連休にはなくなりそうです)

アクセスは、泉中央方面行きのバスか地下鉄で。地下鉄台原駅からは森林公園の中を歩いて20分。森の中を散策しながらのんびり向かうのも楽しいですよ。

仙台市青葉区北根2-7-1 電話022-271-3020 9:00〜17:00

レストランは10:00〜15:00

(特別メニューは14:00まで)

記事 関口ユキコさん

 

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