インタビュー

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#72 仙台のお菓子といえば?

2015.01.06

仙台のお菓子の始まりは、伊達政宗公が仙台城を築城した頃にさかのぼります。

政宗公は、仙台の城下町を作り上げる際に、京都から様々な職人たちを呼び寄せました。

その中に、茶道で用いたお菓子の職人さんたくさんいたそうです。

その職人さんたちが作ってきたお菓子の延長線上に、特に庶民向けのお菓子が仙台駄がしになったのではと言われています。

仙台のお菓子というと「白松が最中」や「支倉焼」、「萩の月」、「晒よし飴」などが挙げられます。

これら以外にも、古くから庶民を中心に親しまれてきたお菓子に「仙台駄がし」があります。

舟丁にある建物自体にも歴史を感じる石橋屋、アニメとのコラボレーションで話題の木町の熊谷屋、

女性向けに一口サイズで可愛らしいパッケージの駄がしを発売した小田原の日立家など

計6軒の「仙台駄菓子屋」があります。

 

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実は、仙台はその駄がしを扱っている店が6件もある全国的にも珍しい街なんです。

ところで、みなさん、「駄がし」って言うとどんなイメージがありますか?

「駄菓子屋さんに小銭を握りしめて買いに行ったことがある」とか、

「おばあちゃんちにあった」とかいうぐあいに“昔懐かしい”とか“

お年寄りが食べるお菓子”っていうイメージが強いお菓子だと思います。

仙台駄がしは自然の素材で作り上げた優しい味わいのお菓子というだけでなく、

自然素材だけなので身体にもやさしい食べ物でもあるんです。

また、その形もいろいろなものがあります。

梅肉を混ぜた皮に黒糖で作った種が入った「梅干」、あんこを丸めた「あんこ玉」、

大豆の熟成具合によって味の変わるきな粉を使ったねじり菓子などいろいろなものがあります。

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そんな仙台駄がしですが、「食べたことがない」って方が少なくありません。

でも、実際食べてみるとどこか懐かしく、そして意外な美味しさに気づいてもらえると思います。

また、仙台駄がしはお茶だけでなくコーヒーなんかにも合うお菓子なんです。

ぜひ一度、試してみてください。意外な美味しさを発見できると思います。

ぜひ一度、いろいろな駄菓子屋を始めお菓子屋さんを巡り、新しい仙台の味を見つけてみてください。

 

また仙台が好きになると思いますよ。

 

記事 森康仁 さん

 

 

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