#60 愛犬ももちゃんが番頭さんの街中銭湯 かしわ湯
2014.12.24 住 - Homes
#60 愛犬ももちゃんが番頭さんの街中銭湯 かしわ湯
仙台駅からほど近く、暖簾を構えておよそ100年以上、大正時代から続く古き良き銭湯「かしわ湯」。
当時の経営者から譲り受け、現在は三代目として仙台出身の谷地田ご夫婦と看板犬ももちゃんで経営している。
ももちゃんは女将さんより昔から番台に座っているというから驚きだ。
深湯と淺湯のみの一見シンプルな作りではあるが、お湯は井戸水を使用し、
体の芯から温まり湯上りの気持ちよさは計り知れない。
浴槽の壁には富士山が描かれ非常に趣がある。
日本の文化や伝統を愛する人々にとってはなおたまらない場所であることは間違いない。
年齢も国籍も関係なく幅広いお客様が多く、裸の付き合いが出来る社交の場であると笑顔で語る女将さん。
当時電気や水道、ガスもままならなかった東日本大震災の二日後には営業を再開させ、地元民はもちろんボランティアで訪れる人々の受け入れも行い、常に憩いの場であり続けた。
営業開始と共に取材を終え、外に出るとすでに数人が待ち構えており、女将さんと慣れ親しんだ様子であいさつを交わす。
そんな何気ない瞬間がどこか懐かしく、これこそまさに、地元仙台に根強く愛されている証ではないかと思う。心も体もあたたまる、そんな身近な場所がここ「かしわ湯」にあった。
記事 田中 梓さん
〜女将さん谷地田さんより追加情報〜
昭和の銭湯ですが、近年のマラソンブームによりランニングステーションとしても利用されはじめています。
また、去年より定期開催している寄席、
前回一回目を終了した介護に使えるアロマ講座なども開催しています。
…銭湯とは江戸時代からある
日本ならではの生活文化ですので
時代と共にアップデートされている事が
一番重要な事だと私たちは考えています。
様々な世代が集まる数少ない場所だから時代がよく反映されるんです。
ということでした。
銭湯も時代とともに変わるところがあるのですね。
ですが、変わらない者は世代を超えて集まる場所。
ここから生まれるストーリーもいろいろありそうです。
◆かしわ湯
宮城県仙台市青葉区一番町1丁目11−31
かしわハイツ B1F
022-222-3673
15:00~21:30
毎週月曜日お休み
料金 大人400円(中学生以上)・中人140円(小学生)・小人80円(小学生未満)
※詳しくはお店にご確認ください。
地図情報
https://maps.google.co.jp/maps?client=safari&oe=UTF-8&ie=UTF-8&fb=1&gl=jp&cid=817744771540166787&q=かしわ湯+仙台市&ei=mGCbVNz0KIeK8QWh3oD4DA&ved=0CBQQtQMwAA&output=classic&dg=brw
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