#50 国際交流パーティーのススメ「PeaceNuts(ピースナッツ)」
2014.12.08 学 - Learning
#50 国際交流パーティーのススメ「PeaceNuts(ピースナッツ)」
メディアテーク横にある旅カフェサマルカンドにて毎週月曜日に国際交流パーティーが開催されている。取材当日の参加者は7割が外国人、残り3割が日本人といったところだろうか。東北大の留学生を中心に活気のある空間だ。
このパーティーを主催している団体「PeaceNuts(ピースナッツ)」はカンボジアを愛する人々の集まりであり、現地を訪れるツアーを企画したり支援活動を行っている。
過去5回実施されているツアーは一昨年から一般公募も始めており、メンバー以外も参加できるようになった。カンボジア出身の東北大学留学生の実家にホームステイするなど内容も充実させながらその活動の幅を広げている。
「カンボジアの人は笑顔が魅力的。貧しい国という偏見を持たれがちだが、精神的には都会に暮らす人よりはるかに豊か。」と語るのは現代表の武山さん(宮城大学3年)。2009年に当時の代表が「カンボジアの支援をしたい」という想いを旅カフェサマルカンドに相談したことで繋がりが生まれ、現在まで5年も続いている国際交流パーティーなのである。
気になるパーティーの内容はというと、ランダムに決められた席でみんなで楽しく話をするというシンプルなもの。煮物やお味噌汁など日本の家庭料理をいただきながらアットホームな雰囲気だ。
各テーブルで話されている言葉は英語、日本語が主だが、ロシアの学生が母国語を話す場面もあったりして、そこはまるで多文化が行き交う交差点のよう。そして特筆すべきは留学生の日本語の流暢さだろう。
日本人だと思って話していた学生が中国出身と聞いたときは驚いた。会話の内容も堅苦しいものではなく、日本の好きなバンド、テレビ番組などごく普通の若者の日常会話だ。たわいもない話や時には真面目な話で盛り上がる店内。明るい笑い声とともににぎやかな夜は更けていった。
「今後は他の国際交流団体と協同して何か1つの大きなイベントをしたい。団体ごとの個性を活かした運動会なんかいいですね。」と目を輝かせるピースナッツ代表の武山さん。学生のみずみずしい感性でおもしろい企画が今後も生まれていきそうだ。社会人の参加もウェルカムとのこと。まずは月曜日のパーティーから参加してみてはいかがだろうか?
〜インフォメーション〜
会場 旅カフェ サマルカンド
仙台市青葉区春日町1-5 SK定禅寺ビル2階
http://www.sendai-tabicafe.com/
にて
毎週月曜開催中
詳しくは
Facebookの「PeaceNuts(ピースナッツ)」
グループをチェック。
https://www.facebook.com/groups/224896434206171/
記事 佐藤しづ香さん